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補巻月光第53帖(841)
これほどことわけて申しても得心出来ないのならば、
得心の行くまで思ふままにやりて見なされよ。
そなたは神の中にゐるのであるから、
いくらあばれ廻っても神の外には出られん。
死んでも神の中にゐるのであるぞ。
思ふさまやりて見て、
早う得心改心いたされよ。
回心して仕事嘉言と仕へまつれよ。
結構ぢゃなあ。
そなたは自分は悪くないが周囲がよくないのだ、
自分は正しい信仰をしてゐるのだから、
家族も知友も反対する理由はない、
自分は正しいが他が正しくないのだから、
正しくない方が正しい方へ従って来るべきだと申しているが、
内にあるから外から近よるのだと申してあろうが。
そなたは無低坑主義が平和の基だと申して、
右の頬を打たれたら左の頬をさし出して御座るなれど、
それは真の無抵坑ではないぞ。
よく聞きなされ、
打たれるようなものをそなたがもってゐるからこそ、
打たれる結果となるのぢゃ。
まことに磨けたら、
まことに相手を愛してゐたならば、
打たれるような雰囲氣は生れないのであるぞ。
頬をうたれて下さるなよ。
生れ赤児見よと知らしてあろうが。
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